保育園の待機児童数が全国の自治体で最も多い世田谷区の保坂展人区長は8日の記者会見で、10月から区内の私立保育園の常勤の保育士、看護師計約2,400人に対し、給与を上乗せする方針を明らかにしました。人材確保が目的で、給付額は小池百合子知事が今月中に取りまとめる待機児童の緊急対策を待って決定。今年度の補正予算案を、9月の定例区議会に提案します。区内の公立保育園の保育士などは対象外。

 国は来年4月から、経済対策として私立保育園の保育士給与に約6,000円上乗せしますが、区は半年先行させます。区は待機児童対策のため現在の保育定員1万5,934人を来年4月に約2,200人増やす計画だが、そのためには私立の保育士を約400人増やす必要があります。区の担当者は「他の自治体より多い給与をPRし、早めの人材確保を狙いたい」と話します。

 また、区は2020年4月の保育定員計画を見直し、1万9,911人から約1,700人増やすと発表しました。人口の増加傾向が当初予想を上回り、21年度まで続くため。